魔法がなくても


「ふぅ。ま、セラセラは一番近くにいるんだから、ソラソラの変化にはアンテナはっといて。おっけーかにゃ?」

「はい」



帰りに子供先生から、理事長が飲んでしまったからと紅茶の茶葉をもらった。

そのままおーさんにのところにでも……そうだ。
宙くん今おーさんのお店にいるのかな。

いつもランダム過ぎてスケジュールは分からないから。
ためしに顔を出してみよう。





「おーさん……!」

「お、星羅ちゃん。いらっしゃい」


お店にいけば、カウンターにおーさんがいて手を振ってくれて。
他にお客さんらしい生徒はいなかった。


「新作のアクセサリー入ってるよ」


と、おーさんはカウンター下から箱を取り出しカウンターに乗せた。
それを見ようとカウンターに向かえば、勢いよく店の扉が開かれる。


「ここにいるかもしれな……っ!?」

「おい止まんな、って……女帝じゃん。あはは……どうもー」


走って扉をあけた二人の男子生徒は、私を見るなり顔をこわばらせた。
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