愛される星
「だって、モエちゃんがゆってたもん。正樹君はモエちゃんのものだから、希幸ちゃんは正樹君に近づくなって!正樹君に聞いてもはっきり言わないでしょ!?だから帰ってくるんだもん!」
気が強いのか、ませているのか、そう言った。
夜、二人でお風呂に入っている時に希幸に言って聞かせた。
「希幸がきちんと正樹のお話を聞かないのが悪い。」
「だってモエちゃんが言ってたんだもん。」
「でも希幸は正樹が好きなんでしょう?正樹から聞かなきゃ、モエちゃんだけのお話じゃ、わからないでしょう?」
希幸は口を結んで、湯舟のおもちゃでパシャパシャ遊んだ。