愛される星
子供が欲しいなんて思うのも、やっぱり凌が初めてで、凌しか考えられなかった。
凌も、私との未来を夢見ている。
そう思った。
「ところでさ。」
少しうとうとしている私を眠りの誘惑から覚ました。
「うん?」
「あ、ちょっと、公園でも散歩しない?」
「ええ〜! 今?」
「そう、今」
「私、眠い」
と言いながらも、ムクっと体を起こす。
「や、やっぱり昼寝しようか!?」
何だか凌の様子が変だった。