愛される星
「仕事で何かあった? それとも……浮気でもしたの!?」
私の勝手な妄想に、
「違う、違う!
どっちも違うけど、大事な話しがあるんだ。」
そう答えた。
一瞬不安がよぎった。
もしかして、本当は私に飽きたとか!?
私に疲れちゃった!?
他に好きな女でも出来てしまったとか!?
怖い。
時間が、とても長く感じた。
妄想が先走った私は、
「いやだ!聞きたくない!」
耳を両手で塞いだ。
すると、凌はその手を耳から離そうと、私の手首をとった。