イッツ・ア・マジックショータイム!~変人マジシャンの華麗なる謎解き~
神宮寺さんはいつも寝ている間に新しいマジックを思いつき、

目を覚ますと同時に試したくなるらしい。

そして、ちょうどいい実験台――――......

まぁ、つまるところすぐ隣にいる僕ですぐに試せるというわけだ。

「……なんで僕なの?」

「一番近いから」

「?なるほど....」

納得していいのか分からない理由だった。

でも、神宮寺さんは僕の返事なんて待たずに、次のマジックを始める。

「じゃあ、手出して」

「はいはい」

こうして、クラスで浮いているわけではないけれど、

かといって特別つるむ友達がいるわけでもない。

そんな絶妙な立ち位置にいる僕は、

もっぱら神宮寺さんと一緒にいることが増えていた。

そこまで深い話をしたわけでもないけれど、

神宮寺さんはいつもいつの間にか隣にいて、当たり前のように話しかけてくるのだ。

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