一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
EP:3☆イケナイ朝と隣国メルティアーナ!
「ふんふんふ〜んっ」
昨夜の楽しかったギル様と見たロマンチックな花火時間を思い出し、鼻歌を歌いながら上機嫌に着替えを済ませる。
昨夜も楽しかったけれど……
ついに、この日がやってきた!!
「隣国メルティアーナ!!やっと到着〜!!」
船でのギル様との思い出もできたし〜、ずぅぅぅっと楽しみにしていた魔法の国にも着いたし顔が緩んで緩んで仕方がない。
私は今、メルティアーナに降り立つために、身支度を整えている。
もちろん『男装執事リオ』の姿にね?
シャツのボタンを閉めていると、上機嫌な私の部屋をノックする音が響いた。
「はいはいは〜いっ!」
シャツのボタンが中途半端のまま扉に駆け寄り勢いよくドアを開くと、ギル様が目の前にいて目を見開いたあとに、少しだけ眉を寄せた。