一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
「リリィ……、ちゃんと相手を確認してから扉を開けろと何度も言っているよなぁ?」
「あっ……えへへ。そうでしたね、ごめんなさいっ!それよりももう準備は出来ましたか?!」
すると、私の返事に更に眉を寄せると、するりと部屋に入ってきたギル様が扉を閉めるなり私に詰め寄ってくる。
そして、上から不機嫌そうな顔で私を見下ろしてきた。
「それよりも……では、ないだろう?」
「……ふえっ?!」
朝からなんだかギル様機嫌が悪い?!?
「俺がもし悪い男だったらどうするんだ?」
もしかして……少し意地悪なことを気にしている……?!
……ギル様って美しいが故に、黙っているとたまに怖く見えちゃうからなぁ……でも悪い男には見えませんよっ!
なんて考えていると
「……またおかしな事を考えているよな?」
「いいえっ!しっかりとギル様の言いたいことは伝わってますよ?」
「へぇ……本当か?」