一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
そして、次の瞬間……。
───ドサッ
「……へっ?!」
あっという間にベッドに押し倒された私の目の前にはギル様のドアップ。
え……えと、なんでこんな状況に……?!
わけがわからないけれど、サラサラの黒髪の隙間から青色の瞳が私をじっと見つめていて、なんだかイケナイ雰囲気に胸がドキドキと高鳴る。
「あっ……あのギル様?!」
慌てる私の耳元にギル様が唇を寄せると、色気のある声が響く。
「いいか?男とは、か弱いお前にこんな風に自由に触れることができる」
「……え?」
頭を傾げると同時に、ギル様の指先がツーっと私の首筋をなぞる。
「……ひゃっ?!……ぎ、ギル様?!?」
ゾワゾワとしてきて、変な声が思わず出てしまった。
「なんだ?」
私の反応を見て意地悪に笑うギル様の指先は首筋から鎖骨に降りていき、ボタンを閉めていなかったシャツのせいでサラシを巻く胸元のギリギリまで指が滑り落ちてくる。
ゾワゾワとしながらも、流石の私もこれはやばいと感じとった。