一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
ふ、船の上で妊娠しちゃううぅぅうぅ!!
「メ、メルティアーナに……ひゃっ……も、もうついてるんですよっ……!!お、降りなきゃ!!」
なにやら、とてつもなくイケナイ雰囲気と、自分から出る変な声に顔が熱くなるのがわかる。
そんな私の様子に、ギル様は指先をすっと離すと綺麗な顔で意地悪に笑う。
「顔が真っ赤だぞ?」
「ギ、ギル様が……へ、変なことをするからっ!」
「お前が男というものをわかっていないからだろ?」
最後におでこに優しいキスを落とされる。
「……っ!!!」
「わかったか?男とは、こんなふうに簡単にお前に触れることができるってことだ」
恥ずかしすぎて私は、コクコクと必死に頷くとそんな私の様子を見たギル様は満足気に身を起こした。
そして、私の手をぐっと引いて起き上がらせてくれると、私のボタンを器用にとじていく。
そして真っ赤な顔の私を見て、ふっと笑うと手を握る。
「ほら、そろそろ行くぞ」
「……うぅ……はいっ」
なかなか顔の熱がおさまらなくて、顔をあげられない私。
だけれど、何故だかすごく満足気に笑うギル様は機嫌が戻ったようで私の手を引いて部屋を出たのだった。