一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】☆編集中です
──ひと月前、国王様からの手紙がギル様に届いた。
その内容は、隣国に渡り貿易交渉をしてくるように、というものだった。
それだけなら良かったんだけれど……、交渉ができるまでは帰れないというなんともハードな内容だった。
頭を抱えるギル様は「早めに交渉を終わらせて帰ってくる」と、寂しがる私に言ってくれたけれど、実際はいつになるのか分からないし、どうしても離れたくなかった私は必死にギル様を説得!
そして、なんと隣国へ『男装執事』として、アル様が同行する予定だった立場をなんとかゲットしたのだ。
もちろん、国王様には絶対に秘密だ。
そんなこんなで、このひと月は隣国に渡るための準備で大忙しだった。
そして、私は今とても浮かれている。
なぜかって?うふふ……それはね?
今から私たちが行く隣国メルティアーナは、話を聞いただけで、とってもワクワクするほど魅力的な国なのっ!
何が魅力的かと言うとね?
なんと、世界で唯一『魔法使いの末裔』が、暮らす国なんだって!!
魔法使いの末裔だよ?!すごいよね?!