一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
そう言って選んだのは、魔法使いさんにお似合いの真っ赤なルビーの宝石がついた指輪の形をしたチョコレートだった。
「ふふっ!実はそれが魔法使いさんに一番似合うと思ってたのっ!魔法使いさんのラズベリーみたいな綺麗な瞳の色とお揃いだねっ!」
私がニコニコと笑うと、またもやピタッと固まった彼は目を見開いた。
「どうかしたの?」
と、尋ねると
「……なんでもねぇよ」
ぶっきらぼうにそう言って、私から視線をそらすとルビーの指輪のチョコレートを指先でつかみ太陽の光に当てて、キラキラと輝くジュエリーチョコレートをじっと見つめる魔法使いさん。
元々綺麗な顔立ちをしている魔法使いさんは、なんだかその姿がとても幻想的だった。
太陽の光で輝くルビーの指輪のチョコレートと、綺麗な魔法使いさんのレッドアイ。
二つの赤が重なって、太陽の光でキラキラと輝く二つは、とっても綺麗だった。