一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
EP:6☆メルティアーナは観光名所!
ギル様と王城に向かうために歩き続けていると、船前の港街とはまた少しだけ雰囲気が変わったエリアに入る。
行き来する人が多いのは変わらないけれど、立ち並ぶ大きな建物は宿泊施設。
宿泊施設の周りには、さっきまでは出店が多かったけれど、ここはレストランタイプの飲食店がたくさん並んでいた。
ぐるりと視線を回すと『お土産屋』『特産品』そんな文字が並ぶお店たちが、あちらこちらにある。
そしてそのお店たちでは、たくさんの人々が買い物を楽しんでいるようだった。
見慣れないお店がたくさんあって、日常的にあるようなお店がまったくない光景は、なんだか不思議。
「ねぇねぇ、ギル様。この街は少し変わってませんか?なんだか見慣れないお店ばかりですよね、不思議〜」
「まぁ、そうだな。メルティアーナは、唯一魔法の存在する国だから観光客がかなり多い。船前が観光客たちを出迎えるエリアなら、ここはその観光客たちが寝泊まりするエリアだな」
「なるほどぉ!ここは観光客に特化した街だったんですねっ!!魔法の国って魅力的ですもんねぇ〜っ、気持ちわかるなぁ〜っ!」
話を聞いて、この不思議な街並みに納得。