一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
ギル様は貿易交渉にきただけあって、とってもこの街に詳しいみたいだ。
すごいなぁ〜、かっこいいなぁ〜、さすが公爵様だなぁ〜。
かっこいいギル様を見つめながら、宿泊エリアを抜けようとした時、「ヒヒィーン」と馬の鳴き声や、パカパカと馬のヒヅメの音が響いてきた。
「ギル様!馬の鳴き声が聞こえますよ!!」
「あぁ、すぐそこに馬車の停留広場がある。馬車に乗ればすぐに王都だ」
その言葉と共に、足を踏み入れた広場にはたくさんの馬と馬車たちが並んでいた。
「ここからみんなあちこちに行くんですねっ!すごいですね〜っ!!!」
「観光に力を入れてる国だからな、俺は馬車を手配してくるから少し待っていろ」
「はぁ〜い!」
ギル様は、馬車の運転手……じゃなくてこの世界では御者って言うんだっけ?
御者さんの所に行ってしまった。