一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
私の指差す方向に、ギル様も視線を移す。
「どれも変わらないだろう……、お前は何にでも興味が沸くのだな、そんなに気に入ったのなら、今度乗馬でもするか?」
突然の素敵な提案に、思いっきり振り返る。
「え?!本当ですか?!やりたいやりた〜い!!」
「くくっ……じゃあ、約束だ」
喜ぶ私に、青い瞳を緩ませるギル様。
「やったぁぁ〜!!約束ですからね?!」
「もちろんだ。ほら、そろそろ行くぞ。御者を待たせているからな」
「よぉし、王都にしゅっぱぁぁ〜つ!!」
乗馬ってどんな感じなんだろう?!
……乗れたら絶対楽しいっ!!
乗馬の約束を楽しみに歩いていると、隣で何故だかおかしそうにくすくすと笑うギル様。
「ほんと、単純なヤツだな」
「えっ、なんですか?」
「なんでもない、こっちの話だ」