シークレット―世界は守れますが、恋の仕方はわかりません―
昼休みが終わる頃。
「じゃあ私、授業行きます!」
「うん。頑張ってね」
「梨来さんも仕事頑張ってください」
「ありがとう」
希美が立ち上がる。
数歩進んで、振り返った。
「梨来さん」
「ん?」
「今日、直充先輩に会えるといいですね」
「うん」
「会えたらいいな」
「やっぱり!」
「何が?」
「なんでもないです!」
梨来は一瞬、希美を見る。
それから笑った。
「希美ちゃんがそれ言うんだ」
「あ」
二人で笑う。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
希美が去っていく。
梨来は残っていた飲み物を手に取った。
『会いたい』
さっき口にした言葉を。
もう一度だけ思い出した。
「じゃあ私、授業行きます!」
「うん。頑張ってね」
「梨来さんも仕事頑張ってください」
「ありがとう」
希美が立ち上がる。
数歩進んで、振り返った。
「梨来さん」
「ん?」
「今日、直充先輩に会えるといいですね」
「うん」
「会えたらいいな」
「やっぱり!」
「何が?」
「なんでもないです!」
梨来は一瞬、希美を見る。
それから笑った。
「希美ちゃんがそれ言うんだ」
「あ」
二人で笑う。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
希美が去っていく。
梨来は残っていた飲み物を手に取った。
『会いたい』
さっき口にした言葉を。
もう一度だけ思い出した。