シークレット―世界は守れますが、恋の仕方はわかりません―
 ずっと。

 普通のことがしたかった。

 誰かとご飯を食べて。

 一緒に帰って。

 寄り道をして。

 それだけだった。

 でも、今は。

 誰かと、ではない。

 直充と。

 それが恋なのかは。

 まだ分からない。

 ただ。

 梨来が憧れていた「普通」の中には。

 いつの間にか。

 直充がいるようになっていた。
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