先輩の愛に溺れる。
静かな声。
けれどセレナの鼓動は速くなる。

レオネルはゆっくり近づいてきて、セレナの手にある本の背表紙を見た。

「星霊魔法の記録ですか」

セレナの指先がぴくりと震えた。

「珍しい本を選ぶのですね」

「た、ただ興味があって……」

「本当に?」

そのひと言が、やけに鋭く胸に刺さる。
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