極上シークレットマタニティ~黒川家がまだ知らない、たったひとりの跡継ぎ~


 それでも、できるかぎり連絡はしていたし、毎月の贈り物もしていた。

 離れている中でも美莉のことを想わなかった日はない。

 それなのに、やはり、新婚早々に遠く離れてしまったのが問題だったのか……?

 思い返してみれば、美莉からのメッセージの返信はいつもどこかそっけなかった気がしないでもない。

 こんなことになるなら、ひとり日本になんて残らせず一緒に向こうに連れていけばよかった。

 離婚を考えざるを得ない理由があるとするのなら、美莉と話をしてそれを解消させたい。

 やっと一緒にいられると思って心待ちにした帰国が、まさか離婚を突き付けられるなんて思いもしなかった。

 いつまでも狼狽しているわけにいかない。

 すぐにスマートフォンを手に取り、関係先に連絡を取り始めた。

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