幸せのツボミ
9章【まだ分からない】
僕にはまだ分からない。
僕のツボミが、本当に枯れてしまったのか。
それとも、まだ咲いていないだけなのか。
誰かに必要とされる日が来るのか。
また誰かに心を開ける日が来るのか。
一人でも、自分の心をちゃんと支えられるようになるのか。
何も分からない。
でも、分からなくてもいいのかもしれない。
幸せになることを、今すぐ証明する必要なんてない。
今日笑えなかったからといって、明日も笑えないとは限らない。
今日一人だったからといって、ずっと一人とは限らない。
今、花が咲いていないからといって、それが枯れているとは限らない。
そんな当たり前のことに、僕はようやく気づいた。
僕はこれまで、自分のツボミを何度も「枯れた」と決めつけていた。
でも本当は。
ただ、まだ咲く季節じゃなかっただけなのかもしれない。
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