マッチングアプリの待ち合わせ相手がまさかの営業部エース御曹司で思わずバックレたら、見合いを断るための偽装恋人を頼まれてしまいました
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週が明けた月曜日。
今日は結衣が資格取得に向けた勉強会による出張で、お昼は一人。
いつもなら食堂へ行くけれど、一人で行く勇気がなくて朝日公園のベンチにぽつんと座る。
今日の弁当は、サンドウィッチ。
食パンが割引になっていたから、気分を変えたかった。
空は雲ひとつない快晴で、外で食べるにはうってつけ。
「はぁ……」
けれど、私の心は曇天模様。
あの日、鷹岡さんとの約束をバックれたというのは完全に自分が悪いのだけれど、SOMAさんとやりとりができなくなったのは心にぽっかりと穴が空いてしまった。
会ったことがない人に、それほどの感情を抱いてしまうとは。
彼との関係が、私の最低な行為で完全に終わっていたのなら、その方がまだ楽だったのかもしれない。
あの後、彼からメッセージが届いたのだ。
『大丈夫? 事故とかに遭ってないのなら良いのだけど』
『会うのが怖くなったなら、それでも大丈夫だよ。ただ、身の安全は心配だからそれだけは教えて欲しい』
二つのメッセージ以外は来ていない。
これほど優しいメッセージの方が逆にぎゅっと心が締め付けられる。
『バックれやがって!』
『クソが! 死ね!』
くらい言われた方が、楽なのかも知れない。
やはり彼は、他のマッチングアプリの人とは違うようだ。