マッチングアプリの待ち合わせ相手がまさかの営業部エース御曹司で思わずバックレたら、見合いを断るための偽装恋人を頼まれてしまいました
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一週間後の土曜日。
朝日公園の近くにある猫カフェ。
ようやく来ることができたのだが――。
「臨時、休業……」
そう、休みである。
昨日、私のスマホに何度か猫カフェから着信があったのだが、タイミング悪く電話に出ることができず、折り返しかけたら話し中だった。
きっと、今日が休みという連絡だったのだろう。
「……俺たち、この店に嫌われてない?」
臨時休業の文字を見て、颯馬さんがくすっと小さく笑う。
一度目は、私がバックレたことによって猫カフェへ行くという予定は消えてしまった。
そして、二度目は私が寝過ごした。
今回の三度目は――臨時休業。
「す、すみません……私が、これまでちゃんとしていたら……」
「いや、過ぎたことを言っても仕方ない。猫……ものすごい人懐っこい、猫カフェ気分を紛らわしてくれる子がいるところなら心当たりがある。ただ、今日もいるかは分からないが」
「……あっ」
颯馬さんの方を見れば、近くの朝日公園の方を指さしている。
たしかに、あそこなら人懐っこい猫がいるかもしれない。
まぁ、猫は気分屋というので必ずいるとはかぎらないのだが。