魔法より、君に恋をする。

アレンルート 第39章 明日も会いたい



 翌朝、リリアが教室へ向かっていると、中央棟へ続く渡り廊下の先に見慣れた赤い髪が見えた。

 昨日までは、見つければ嬉しいと思う程度だったはずなのに、今日は姿を確認しただけで胸の奥がふっと軽くなった。アレンもほとんど同時にこちらへ気づき、壁から背を離して歩いてくる。

「おはよ」

「おはようございます。待ってた?」

「まあな」

「どれくらい?」

「十分くらい」

「早い」

「お前が来んの遅いんだよ」

「いつも通りです」

「知ってる。だから十分前から来た」

 当然のように言われて、リリアは少しだけ笑った。

「会いたかった?」

「会いたかった」

「今日も即答」

「もう隠す意味ねえだろ」

 アレンはそう言ってから、リリアの顔をじっと見た。

「何?」

「いるなと思って」

「いますよ」

「うん」

 それだけ言って笑う。けれど、その笑顔の理由をリリアはもう少しだけ知っている。

 昨日、アレンは自分を一度失ったと言った。

 それが昔の世界での出来事で、自分には記憶がなくて、今の自分とは違う少女だったとしても、アレンにとっては消せない出来事なのだろう。手を離しただけであんな顔をするほど、今も彼の中に残っている。

 だからといって、ずっと手を繋いでいることはできない。

 それはきっとアレン自身も望んでいない。

「アレン先輩」

「ん?」

「手、出して」

「朝から?」

「嫌ならいいです」

「嫌なわけねえだろ」

 アレンが素直に右手を差し出す。リリアはその手を握る代わりに、手のひらへ自分の人差し指で小さな丸を描いた。

「何だこれ」

「確認」

「何の?」

「私がいる確認」

 アレンが目を瞬いた。

「毎回抱きしめたり手を繋いだりできないでしょ。だから、たまにこれする」

「……お前が?」

「うん」

「俺のために?」

「そうです」

 アレンはしばらく自分の手のひらを見ていたが、やがて困ったように笑った。

「そういうのが一番効くんだよな」

「嫌?」

「嬉しいって意味だ」

「ならよかった」

 離れようとした指を捕まえられた。そのまま手を握られる。

「これは?」

「俺がしたかった」

「じゃあ仕方ない」

「仕方ないで繋ぐなよ」

「嬉しいです」

「……朝から本当にやめろ」

「何を?」

「俺を喜ばせんの」

「難しい注文ですね」

 二人で並んで歩き始める。教室まで一緒に行けばアレンは二年生棟へ戻らなければならないのに、それでも彼は当然のように一年生棟への道を選んだ。

「アレン先輩、遠回りですよ」

「知ってる」

「遅刻しない?」

「走れば間に合う」

「じゃあ途中まででいいのに」

「嫌だ」

「なんで?」

「あと五分一緒にいたい」

 あまりにも素直に言われて、今度はリリアの方が黙った。

「……それ、ずるい」

「昨日も言われたな」

「何でも言う」

「お前もだろ」

「私は最近ちょっと恥ずかしくなってきた」

「やっとかよ」

 アレンが笑う。その横顔を見ながら、リリアは繋いだ手へ少しだけ力を込めた。

 あと五分一緒にいたい。

 それはたぶん、自分も同じだった。

 教室の前へ着くと、アレンは名残惜しそうに手を離した。

「じゃあ昼な」

「一緒に食べる?」

「嫌か?」

「食べたい」

「じゃあ迎えに来る」

「食堂で待ち合わせでいいですよ」

「お前が辿り着けるならな」

「食堂くらい行ける」

「昨日、図書室行くって言って中庭いたじゃねえか」

「あれは中庭が悪い」

「中庭は動かねえよ」

 笑いながら背を向けるアレンを、リリアはしばらく見送った。

 角を曲がって姿が見えなくなってから教室へ入ると、先に来ていたセシルがこちらを見た。

「おはよう、リリア」

「おはよう」

「アレン先輩と来た?」

「うん」

「顔、嬉しそう」

 指摘されて、リリアは自分の頬へ触れた。

「そんなに?」

「少しね」

 セシルは柔らかく笑ったあと、机の上の教科書へ視線を戻した。以前ならそこで会話は終わっていただろう。でも今日は、リリアの方から隣の席へ寄った。

「セシル」

「なに?」

「好きって、いつ分かるの?」

 ページを捲っていた指が止まった。

「また難しいこと聞くね」

「経験者?」

「どうだろう」

「いるの? 好きな人」

「前にも似た話したでしょ」

「聞いたけど教えてくれなかった」

「今日も教えないよ」

「ケチ」

「リリアも自分で考えて」

 笑ってかわされる。

「会いたいと思うのは?」

「好きな人じゃなくてもあるね」

「触りたいのは?」

「それも相手によるかな」

「他の女の子と話してると嫌なのは?」

「かなり近づいてきたね」

「抱きしめられると嬉しい」

「うん」

「他の人に同じことしてほしくない」

 セシルの灰青色の瞳が少しだけ揺れた。

「それから?」

「明日も会いたい」

「……そっか」

「でも、アレン先輩はもう私を好きだから、私が影響されてるだけかもしれない」

 言葉にすると、そこが一番引っかかっているのだと分かった。

 アレンは最初から自分を好きだった。過去の自分を知っていて、長い時間を抱えていて、それでも今の自分が好きだと言ってくれた。そんなふうに真っ直ぐ好意を向けられ続けたから、自分も好きな気がしているだけではないのか。

「リリア」

「うん?」

「じゃあ、アレン先輩が明日からリリアを好きじゃなくなったら?」

 想像した瞬間、嫌だった。

 思っていたよりずっと強く。

「……嫌」

「他の人を好きになったら?」

「もっと嫌」

「じゃあ、アレン先輩がリリアを好きだから好きなんじゃなくて、リリアがアレン先輩に自分を好きでいてほしいんじゃない?」

 その言葉が、すとんと胸へ落ちた。

 好きでいてほしい。

 自分だけを見てほしい。

 明日も会いたい。

 触れたい。

 抱きしめられたい。

 昨日より好きだと言った時、本当はもう答えにかなり近づいていたのかもしれない。

「……なるほど」

「分かった?」

「たぶん」

「そっか」

 セシルは笑った。

 ほんの少しだけ寂しそうにも見えたけれど、リリアが理由を尋ねる前に教師が入ってきた。

     *

 昼休みになり、リリアは食堂へ向かった。

 今日は一度も迷わなかった。

 入口の近くでアレンが待っている。

「来た」

「何だその反応」

「迷わなかった」

「偉いな」

「子ども扱いしてる?」

「してねえよ」

「頭撫でようとした」

「バレたか」

「今日は駄目」

「何で?」

「人多い」

「じゃあ人いなかったらいいの?」

「……たぶん」

「マジか」

 アレンが嬉しそうにする。

 その顔を見て。

 また思う。

 好きかもしれない。

 いや。

 たぶん。

 もう。

 かなり。

 好きなのだと思う。

 二人で昼食を買い、今日は窓際の席へ座った。アレンがいつものように肉料理を選んでいるのを見て、リリアは笑う。

「何だよ」

「本当に肉好き」

「昨日も聞いただろ」

「知ってること増えたなと思って」

「まだそれ続けてんの?」

「今のアレン先輩を知るやつ?」

「ああ」

「続ける」

「何知りてえ?」

「いっぱい」

「例えば?」

「朝何時に起きる?」

「六時」

「早い」

「朝練するからな」

「休みの日は?」

「七時くらい」

「寝ないんだ」

「寝てるだろ」

「好きな季節は?」

「秋」

「なんで?」

「暑くも寒くもねえから」

「実用的」

「お前は?」

「春」

「なんで?」

「花が綺麗」

「それっぽいな」

「じゃあ好きな女の子のタイプ」

「お前」

 間がなかった。

「……そうじゃなくて」

「好きな女がタイプだろ」

「髪とか性格とか」

「銀白の髪で、青紫の目で、小さくて、方向音痴で、無茶して、口が達者で、たまに俺の心臓殺しにくる奴」

「全部私」

「だからそう言ってんだろ」

「参考にならない」

「何の参考にすんだよ」

 アレンが笑い、リリアはスープを一口飲んだ。

「じゃあ、私じゃなかったら?」

「考えたことねえ」

「昔から?」

 何気なく聞いた。

 その瞬間、アレンの表情がほんの少し固くなった。

 リリアはすぐに気づいた。

「ごめん」

「いや」

「聞かないって言ったのに」

「いい」

 アレンはしばらく黙っていたが、やがてフォークを置いた。

「今日、放課後時間あるか?」

「ある」

「話したいことがある」

 胸が少しだけ緊張する。

「昔のこと?」

「ああ」

「無理してない?」

「してる」

 正直だった。

「でも、話したい」

「どうして?」

 アレンはまっすぐこちらを見た。

「お前が俺を好きになるかもしれねえなら、その前に知っててほしい」

 その言葉に、胸の奥が冷たくなる。

「聞いたら嫌いになるようなこと?」

「……なるかもしれねえ」

 怖い。

 でも。

 聞かないという選択肢は浮かばなかった。

「分かった」

「本当にいいのか?」

「うん」

 今度はリリアが彼を見る。

「聞いてから決める」

 アレンの瞳に痛みが浮かんだ。それでも、彼は小さく頷いた。

「それでいい」

     *

 放課後、アレンが選んだのは学院の外れにある古い訓練場だった。

 今はほとんど使われておらず、人もいない。夕方の光が石造りの床へ斜めに差し込み、風が木々を揺らす音だけが聞こえている。

 二人で壁際へ座った。

 いつもなら自然に近くなる距離が、今日は少しだけ遠い。

 アレンは膝の上で手を組んでいた。

「どこから話せばいいかな」

「最初から?」

「最初から話すと長えぞ」

「どれくらい?」

「三百年分」

 冗談だと思った。

 でも。

 アレンは笑っていなかった。

「……三百年?」

「ああ」

 リリアは何も言えなかった。

「俺が覚えてる世界の中で、お前と一番深く関わったのは三つ目だった」

 アレンは前を向いたまま話し始める。

「最初は今と似たような感じだった。お前は無茶ばっかして、俺が怒って、それでも勝手に前へ出てく。俺はお前が気になって、気づいたら好きになってた」

「昔の私も方向音痴?」

「それは今の方がひでえ」

「そこは違うんだ」

「今それ聞くか?」

「緊張してるから」

「……俺も」

 少しだけ笑った。

 それで。

 ほんの少し。

 息がしやすくなった。

「続けて」

「ああ」

 アレンは自分の手を見る。

「その世界でも、最後にお前の魔力が暴走した」

 リリアの右腕が無意識に動く。

「止められなかった?」

「方法はあった」

 アレンの声が低くなる。

「お前を殺せば止まる」

 リリアは息を止めた。

 風だけが吹く。

「昔の私は、それを選んだ?」

「ああ」

「誰が」

 聞きかけて。

 答えが分かった。

 アレンの手が。

 震えている。

「……アレン先輩?」

「俺がやった」

 世界から。

 音が消えたような気がした。

「お前に頼まれた」

 アレンは。

 リリアを見ない。

「嫌だって言った。何回も。そんな世界滅びればいいって言った。でもお前は、他の奴まで死ぬのは嫌だって言った」

 声が。

 少しずつ。

 掠れる。

「最後は俺が殺した」

 リリアは。

 何も言えなかった。

「それだけじゃねえ」

 アレンが続ける。

「お前は死ぬ前に、次の世界で俺を見つけろって言った」

「私が?」

「ああ」

「それで?」

「約束した」

 アレンが。

 ようやく。

 こちらを見る。

「絶対見つけるって」

 赤い瞳が。

 痛いほど。

 真っ直ぐだった。

「でも次へ行けなかった」

「どういうこと?」

「世界が壊れたあと、俺だけ残った」

 理解するまで。

 少し時間がかかった。

「……一人?」

「ああ」

「どれくらい?」

「三百年」

 さっきの言葉。

 三百年分。

 冗談ではなかった。

「人は?」

「いねえ」

「誰も?」

「誰も」

「ずっと?」

「ああ」

 想像できない。

 一日。

 一週間。

 一年。

 それでも。

 長い。

 三百年。

 誰もいない。

 世界で。

 一人。

「なんで死ななかったの?」

「死ねなかった」

「……死のうとした?」

 アレンは答えなかった。

 それが。

 答えだった。

 リリアの胸が。

 苦しくなる。

「何してたの?」

「最初の頃は、お前を埋めた場所から動けなかった」

 赤い瞳が。

 遠くを見る。

「墓作った。花が残ってる時は置いた。なくなってからは何も置けなくなった。それでも毎日行って、話した」

「私に?」

「ああ」

「返事ないのに?」

「ねえよ」

 アレンは。

 少し笑った。

 笑っているのに。

 見ていられない。

「何話してたの?」

「何でも。今日は雨だったとか、建物がまた一個崩れたとか、腹減ったとか」

 そこで。

 少し黙る。

「会いてえとか」

 リリアの目が。

 熱くなる。

「ごめんって」

「……なんで謝るの」

「俺が殺したから」

「私が頼んだんでしょ」

「それでも俺がやった」

「でも」

「分かってる」

 アレンが。

 ようやく。

 リリアを見る。

「頭じゃ分かってる。あの時のお前が選んだことも、他に方法がなかったことも。でも俺の手に感触が残ってんだよ」

 自分の手を見る。

 大きな。

 何度も。

 リリアを守ってくれた手。

「だから今のお前に触る時、たまに怖くなる」

 初めて。

 分かった。

 頭を撫でる途中で止まった手。

 腰へ回りかけて。

 引っ込めた手。

 手を離した時の。

 あの顔。

「また壊すんじゃねえかって思う」

「アレン先輩」

「お前は違うって分かってる。昔のお前じゃねえ。俺が殺した奴でもねえ。それでも身体が勝手に思い出す」

 リリアは。

 アレンの手を見る。

 震えている。

 だから。

 自分の手を。

 重ねた。

 アレンが。

 びくりとする。

「……リリア」

「今、怖い?」

「ああ」

「私が?」

「違う」

「じゃあ?」

「俺が」

 リリアは。

 その手を。

 両手で包んだ。

「私は怖くない」

「簡単に言うな」

「簡単じゃない」

 アレンが。

 こちらを見る。

「聞いてびっくりしたし、怖いとも思った」

 その言葉に。

 アレンの顔が。

 僅かに歪む。

「でも、アレン先輩が怖いんじゃない」

「……じゃあ何が」

「三百年一人だったこと」

 声が。

 少し震えた。

「そっちの方が怖い」

 アレンの瞳が。

 大きくなる。

「そんなの」

 想像しただけで。

 苦しい。

「嫌だ」

「リリア」

「三百年も誰もいないところに一人って、嫌です」

「……俺は」

「寂しかった?」

 聞いた。

 アレンは。

 すぐには答えなかった。

 でも。

 しばらくして。

「……寂しかった」

 小さな声。

 初めて。

 アレンが。

 弱いまま。

 答えた。

「死ぬほど寂しかった」

 リリアは。

 考えるより先に。

 身体を動かしていた。

 手を離し。

 アレンへ。

 抱きつく。

 今度は。

 昨日みたいに。

 理由を探さなかった。

「リリア」

「三百年前の私の代わりにはなれない」

 胸元へ。

 顔を寄せる。

「ならなくていい」

 アレンの声。

「うん。ならない」

 はっきり。

 言う。

「私はその人じゃないから」

「ああ」

「でも」

 腕を。

 背中へ回す。

「今のアレン先輩が寂しかったって言ったから、今の私が抱きしめたい」

 アレンの呼吸が。

 止まった。

「それじゃ駄目?」

「……駄目なわけ」

 声が。

 震える。

「ねえだろ」

 腕が。

 背中へ回る。

 昨日より。

 慎重に。

 でも。

 昨日より。

 深く。

 抱きしめられた。

「リリア」

「うん」

「俺、ずっと」

 アレンの顔が。

 髪へ触れる。

「これが欲しかったのかもしれねえ」

「抱きしめること?」

「明日が来るって思えること」

 その言葉に。

 胸が。

 締めつけられる。

「今日お前と飯食って、明日また会って、その次の日もくだらねえ話して」

 腕に。

 少し。

 力が入る。

「それが欲しかった」

「できますよ」

「……ああ」

「明日も会う?」

「会いてえ」

「じゃあ会おう」

「明後日も?」

「会えるなら」

「来週も?」

「うん」

「……卒業まで?」

 前にも。

 似たことを聞かれた。

 あの時は。

 なぜそんな顔をするのか。

 分からなかった。

 今は。

 分かる。

「卒業した後も」

 リリアは。

 答えた。

 アレンの腕が。

 止まる。

「それ」

「何?」

「期待するぞ」

「していいです」

「お前、自分が何言ってるか分かってる?」

「たぶん」

「たぶんかよ」

 少しだけ。

 身体を離す。

 顔を見る。

 近い。

 でも。

 今日は。

 離れたくなかった。

「アレン先輩」

「ん?」

「私」

 心臓が。

 速い。

 今なら。

 言える気がした。

 でも。

 言う直前。

 アレンが。

 リリアの頬へ触れた。

 大きな手。

 優しい。

「無理して答え出すな」

「無理してない」

「ならいい」

「でも言おうとしたのに」

「じゃあ言え」

「止めたのアレン先輩」

「悪かったよ」

 少し。

 笑ってしまう。

 緊張が。

 ほどける。

「……今日はやめる」

「何でだよ!」

「タイミングなくなった」

「俺のせい!?」

「うん」

「マジかよ……」

 アレンが。

 額へ手を当てる。

 リリアは。

 その顔を見て。

 笑った。

 好き。

 たぶん。

 もう。

 そう言える。

 でも。

 次に。

 ちゃんと。

 言いたい。

 勢いではなく。

 昔の彼を。

 可哀想だと思ったからでもなく。

 三百年を。

 埋めてあげたいからでもなく。

 今。

 目の前にいる。

 アレン・ヴァーミリオンが。

 好きだから。

 その時。

 言いたい。

「アレン先輩」

「何だよ」

「明日、会いたい」

 アレンが。

 少し驚いて。

 それから。

 笑った。

「俺も」

 その答えが。

 嬉しい。

 昔。

 何があっても。

 三百年。

 離れていても。

 それは。

 今日の気持ちを。

 決める理由ではない。

 でも。

 今の彼を。

 作ったものの一つとして。

 知っていたい。

 そして。

 明日。

 また会った時。

 今日より。

 少しだけ。

 近くにいたい。

 そう思う気持ちは。

 もう。

 恋と呼んでも。

 いい気がした。
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