アネモネの花
ボランティアの時間はあっという間に過ぎて、すぐに終わりの時間になった。


後片付けをし、再び莉緒の車に彼方くんと乗り込む。

帰りは、莉緒の地元駅ではなく隣の駅に向かっている。



彼方くんに“隣の駅の方が電車賃安くなる”と言われたのがきっかけ。



「隣の駅なんて車が混雑してて怖くて走れない!」


なんて言ってた割には、何だか楽しそう…。


「夕方だから混んでるねー」


渋滞し始める道路を見て、私は言う。


なかなか前に進まない車内、意外にも会話は弾んでいた。


どんな流れでこうなったのか…現在、恋バナ中です――
< 124 / 185 >

この作品をシェア

pagetop