【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
あまりの剣幕に体がビクッと跳ねた。その拍子にスマホが手から滑り落ちる。床でゴトンッと音を立てた後、クルクルと回転しながら床の上を滑っていった。
しまった……!
慌てて追いかけようとしたところで社長室のドアが開いた。中から出てきた人物は予想通りの人。だからこそ信じられない。
「水鳥川さん」
ほんの一瞬目を見張った社長は、すべてを覆い隠すかのように柔和な笑みを浮かべた。得体の知れないなにかに、ゾクゾクッと悪寒が走る。
社長が足元に視線を落とした。
「これは水鳥川さんの落としものですか?」
言いながらスマホを拾い上げた。
「あっ、はい、そうです。すみません、スマホを忘れたのに気づいて……取ったら取ったでうっかり落としちゃって」
焦っていて自分でもなにを言っているのかわからない。
「そそっかしくてお恥ずかしいです」
あははとごまかし笑いをしながら、頭の片隅では本能が、一刻も早くこの場から退散しろと警鐘を鳴らしている。
「拾ってくださってありがとうございました」
スマホを受け取ろうと手を差し出したら、手首を掴まれた。
「ぎゃ!」
予想外の動きに口から声が飛び出る。
しまった……!
慌てて追いかけようとしたところで社長室のドアが開いた。中から出てきた人物は予想通りの人。だからこそ信じられない。
「水鳥川さん」
ほんの一瞬目を見張った社長は、すべてを覆い隠すかのように柔和な笑みを浮かべた。得体の知れないなにかに、ゾクゾクッと悪寒が走る。
社長が足元に視線を落とした。
「これは水鳥川さんの落としものですか?」
言いながらスマホを拾い上げた。
「あっ、はい、そうです。すみません、スマホを忘れたのに気づいて……取ったら取ったでうっかり落としちゃって」
焦っていて自分でもなにを言っているのかわからない。
「そそっかしくてお恥ずかしいです」
あははとごまかし笑いをしながら、頭の片隅では本能が、一刻も早くこの場から退散しろと警鐘を鳴らしている。
「拾ってくださってありがとうございました」
スマホを受け取ろうと手を差し出したら、手首を掴まれた。
「ぎゃ!」
予想外の動きに口から声が飛び出る。