【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
*
「ここって……」
「俺の家だ」
やっぱり。
なんの説明もなく車に乗せられ、スマホを返してほしくばおとなしくしていろと脅された。とんだ暴君だ。
連れて来られたのは駅前に立つタワーマンション。地下駐車場に車を止めたときからなんとなく予感はしていたが、それでもやはり驚きだ。まさか毎日横目に見ながら通勤しているマンションに、自分が立ち入る日が来るなんて思わなかった。
「すごい……」
部屋に入っても感嘆の言葉しか出てこない。リビングダイニングの真ん中に立ち、室内を見渡してみる。
天井まで伸びたガラス窓の向こうには、都会のイルミネーションが瞬いている。
ダークブラウンのフローリングにモノトーンの家具。四人掛けのダイニングテ―ブルと、大人が余裕で寝転がれそうなほど大きなソファー以外は、目立った家具はない。シックでモダンなインテリアは都会的だけれど、どことなく無機質だ。
「今日からここがおまえの家だ」
「はい?」
いきなりなにを言い出すの?
「俺の秘密を知ったんだ。きちんと契約を結ぶまで家に帰れると思うなよ」
どれだけ暴君なのよ!
紳士の皮を脱ぎすてた途端、キャラが百八十度変わりすぎだ。
「どう考えても無理です!」
いくら〝契約上〟だとわかっていても、いきなり恋人でもなんでもない異性の家に泊まるなんて無理! 気持ちの問題はもちろん、物理的準備もできていない。着替えの一枚すらないのだ。
「ここって……」
「俺の家だ」
やっぱり。
なんの説明もなく車に乗せられ、スマホを返してほしくばおとなしくしていろと脅された。とんだ暴君だ。
連れて来られたのは駅前に立つタワーマンション。地下駐車場に車を止めたときからなんとなく予感はしていたが、それでもやはり驚きだ。まさか毎日横目に見ながら通勤しているマンションに、自分が立ち入る日が来るなんて思わなかった。
「すごい……」
部屋に入っても感嘆の言葉しか出てこない。リビングダイニングの真ん中に立ち、室内を見渡してみる。
天井まで伸びたガラス窓の向こうには、都会のイルミネーションが瞬いている。
ダークブラウンのフローリングにモノトーンの家具。四人掛けのダイニングテ―ブルと、大人が余裕で寝転がれそうなほど大きなソファー以外は、目立った家具はない。シックでモダンなインテリアは都会的だけれど、どことなく無機質だ。
「今日からここがおまえの家だ」
「はい?」
いきなりなにを言い出すの?
「俺の秘密を知ったんだ。きちんと契約を結ぶまで家に帰れると思うなよ」
どれだけ暴君なのよ!
紳士の皮を脱ぎすてた途端、キャラが百八十度変わりすぎだ。
「どう考えても無理です!」
いくら〝契約上〟だとわかっていても、いきなり恋人でもなんでもない異性の家に泊まるなんて無理! 気持ちの問題はもちろん、物理的準備もできていない。着替えの一枚すらないのだ。