【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
「腹に入ればなんでも同じだろ。ハンバーガーだってカップ麺だって食べる」
「カップ麺……」
「実態がこれでがっかりだったな」
社長がフライドポテトに手を伸ばしながら自嘲気味に言った。
「がっかりはしていません。むしろほっとしたというか……」
完璧すぎて同じ人間だとは思えなかった。あの社長室のガラスを隔てた向こうが別次元のようにも思えた。見えているのに触れられない。存在しているけれど交わることのない。そんな世界線の存在だと思っていたけれど――。
「社長も私と同じ人間なんだなって」
ポツンとつぶやいたら、社長が目をしばたたいた。しまった。失礼すぎたかもしれない。
「いえあの、欠点のない人なんて存在しないし、まったく裏がないなんて薄っぺらくておもしろくないなって――」
焦ってあれこれと言い訳じみた言葉を連ねていたら、社長の口元が上向いている。どうやら怒ってはいないようだ。こっそり胸をなで下ろしながら、勧められたピザを頬張った。
「カップ麺……」
「実態がこれでがっかりだったな」
社長がフライドポテトに手を伸ばしながら自嘲気味に言った。
「がっかりはしていません。むしろほっとしたというか……」
完璧すぎて同じ人間だとは思えなかった。あの社長室のガラスを隔てた向こうが別次元のようにも思えた。見えているのに触れられない。存在しているけれど交わることのない。そんな世界線の存在だと思っていたけれど――。
「社長も私と同じ人間なんだなって」
ポツンとつぶやいたら、社長が目をしばたたいた。しまった。失礼すぎたかもしれない。
「いえあの、欠点のない人なんて存在しないし、まったく裏がないなんて薄っぺらくておもしろくないなって――」
焦ってあれこれと言い訳じみた言葉を連ねていたら、社長の口元が上向いている。どうやら怒ってはいないようだ。こっそり胸をなで下ろしながら、勧められたピザを頬張った。