【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
もしかしてかなりお疲れだったの?
よく考えてみれば、人の何倍もの仕事をこなしているのだ。疲れないわけがない。それこそロボットか超人でないかぎりは顔色ひとつ変わらないなんて無理だろう。
これまで見てきた〝高遠社長〟は、私にとっては実体のないホログラムみたいだった。目の前にいるように見えて、まったく別次元の存在。でも今こうして一緒にいる彼は、血が通った人間なのだと思える。中身があんなドSだとは思わなかったけれど。
眠っているというのに、眉根がきつく寄せられている。そっと手を伸ばして指先で眉間を伸ばすように撫でると、ふわっと気持ちよさそうに開いた。『もっと』と言うようにあごを持ち上げてくる。
なんだか喉を鳴らして甘えてくるネコみたい。ちょっとかわいいかも。
胸の奥がちいさくキュンと音を立てる。
いや、待って。それはだめ。絶対気のせいだから!
状況に惑わされてはいけない。早くこの体勢から脱出しなければ――とは思うものの、気持ちよさそうに眠っている社長を起こすのが、どうにもかわいそうに感じる。
よく考えてみれば、人の何倍もの仕事をこなしているのだ。疲れないわけがない。それこそロボットか超人でないかぎりは顔色ひとつ変わらないなんて無理だろう。
これまで見てきた〝高遠社長〟は、私にとっては実体のないホログラムみたいだった。目の前にいるように見えて、まったく別次元の存在。でも今こうして一緒にいる彼は、血が通った人間なのだと思える。中身があんなドSだとは思わなかったけれど。
眠っているというのに、眉根がきつく寄せられている。そっと手を伸ばして指先で眉間を伸ばすように撫でると、ふわっと気持ちよさそうに開いた。『もっと』と言うようにあごを持ち上げてくる。
なんだか喉を鳴らして甘えてくるネコみたい。ちょっとかわいいかも。
胸の奥がちいさくキュンと音を立てる。
いや、待って。それはだめ。絶対気のせいだから!
状況に惑わされてはいけない。早くこの体勢から脱出しなければ――とは思うものの、気持ちよさそうに眠っている社長を起こすのが、どうにもかわいそうに感じる。