鉄仮面救急医は、再会した身代わりママを猛愛包囲で逃がさない【秘密の溺愛シリーズ】
彼が私を案内したのは、なんと本館とは別にある離れだった。
和モダンなしつらえで、畳敷きのリビングとベッドルームがある。窓からは駿河湾が一望でき、テラスには露天風呂まで付いていた。
「ひとまず早く風呂で温まれ。濡れた服はクリーニングに出す」
「えっ、あのっ」
「俺は大浴場の方へ行ってくる。四十五分後に戻ってくるからそれまで鍵はかけておくように」
彼はそう言い残すと、引きとめる間もなく部屋から出て行ってしまった。
いったいどうなっているの? もしかして、最初から私をここに連れてくる予定だったとか……。
ベッドが目に入り、慌てて視線を逸らす。顔が赤くなりかけて、慌ててかぶりを振った。
ばかね。彼はそんな人じゃないわ。
今はあれこれ悩んでいる場合じゃない。濡れた洋服が肌に張りついて気持ちが悪いし、冷えた体は車の暖房では温まりきれていない。このままでは風邪まっしぐらだ。
とにかく彼が戻ってくる前にちゃんとしておこうと、迷いを振り払うように浴室へ飛び込んだ。
和モダンなしつらえで、畳敷きのリビングとベッドルームがある。窓からは駿河湾が一望でき、テラスには露天風呂まで付いていた。
「ひとまず早く風呂で温まれ。濡れた服はクリーニングに出す」
「えっ、あのっ」
「俺は大浴場の方へ行ってくる。四十五分後に戻ってくるからそれまで鍵はかけておくように」
彼はそう言い残すと、引きとめる間もなく部屋から出て行ってしまった。
いったいどうなっているの? もしかして、最初から私をここに連れてくる予定だったとか……。
ベッドが目に入り、慌てて視線を逸らす。顔が赤くなりかけて、慌ててかぶりを振った。
ばかね。彼はそんな人じゃないわ。
今はあれこれ悩んでいる場合じゃない。濡れた洋服が肌に張りついて気持ちが悪いし、冷えた体は車の暖房では温まりきれていない。このままでは風邪まっしぐらだ。
とにかく彼が戻ってくる前にちゃんとしておこうと、迷いを振り払うように浴室へ飛び込んだ。