君と僕との最後の一週間
「ん…あ、れ?」
確か昨日は、そうだ僕熱出して…海兎が看病してくれたんだ。
「ん、ふぁ~~!雪流?」
「おはようございます。」
海兎はずっと僕のために側にいてくれたみたいだ。
「ん、おはよう。どれどれ…」
って言って、僕の額に触れた。しかも、自分の額で。僕はその行動にドキッとした。
なんだろう?心臓がドキドキして煩い。また熱出たかな?
その時の反応を僕はまだ何なのか分かっていなかった。
「下がったみたいだな。良かった。」
「あり、がとうございます。」
僕はドギマギして答えた。
「なんのなんの、俺は雪流がほっとけなかっただけだから。」
と言って笑った。本当、海兎はお兄さんみたいで、頼りになる。
「本当、海兎はお兄さんみたいで頼りになります。大好きですょ。」
純粋にそう思った。だから素直に言ったんだ。
そしたら海兎笑ってくれたから、おんなじ気持で、弟みたいに思って好いてくれてると思ってた。
「俺も好きだ。雪流が。一人の人間として、雪流が好きだ。」
それって恋愛感情でってこと?