君と僕との最後の一週間
えっ、えっ!?ちょっと待って。どういうこと?
僕の頭は混乱していた。
「ちょっと、待ってください。ソレは、恋愛感情とは違うんですよね?」
笑いながら、海兎を見たら、すっごい真剣に僕の事見つめてたから。僕はそれ以上何も言えなかった。
その目があまりに真摯だったから、僕は顔が赤くなるのが分かった。
「雪流。俺は恋愛感情でお前が、好きなんだ。ううん、愛してる。
ずっと前から好きだった。多分一目惚れだったと思う。」
「そんな、僕は男ですよ?可愛くもないし。なんの魅力もないし。」
僕は恥ずかしすぎて、真っ赤な顔をみられたくなくて、うつ向いた。それに僕は、自分に自信がなかった。
まただ、雪流はよく自分は何の取り柄も無いとか、いつも自分に自信がない。
それこそ、“そんなことない”のに。雪流は16歳にしては、華奢で色白小顔、な上に大きいくりくりとした瞳をしている。
その瞳は今まで見たこと無い、銀灰色でキラキラしている。見たもの総てを虜にするような、澄んだ綺麗な瞳。
おまけに長い睫、さらさらの亜麻色の肩まで伸ばした、絹糸のような髪の毛。
顔は見た目女の子と見間違えるくらい、可愛いい。