君と僕との最後の一週間

直ぐに救急車が来て、雪流と俺を乗せた一台と、車の運転手をのせた一台は病院に運ばれた。













正直俺は相手の運転手の事なんかどうでもよかった。早く雪流を!助けてくれ………!!












「雪流……………。」

俺は手術中の点灯された部屋の前でひたすら祈った。

どうか雪流を…神様………。














5時間して漸く雪流を乗せた、ストレッチャ―が出てきた。
俺はすぐさま先生に駆け寄った。
「先生!どうなんですか!雪流は!!」


「一命はとりとめました。後は本人次第と言うことです。」

“残念ながら”そういって、先生は行ってしまった。











それから、次の日に雪流は目を覚ました。しかし、先生からの言葉は残酷なものだった…………。













“運良く目を覚ました様ですが事故の後遺症で、今の状態では”

“いつ昏睡状態になってもおかしくない”と、先生は言った。
段々起きていられる時間より寝ている時間が増えると思います。
そのうち昏睡状態に陥る……と

はっ?何……何だって!?何で雪流なんだ!?あそこに倒れていたのは俺のはずだろ!?
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