君と僕との最後の一週間
もう、きっと時間が……………ない
「かいと……キス、して?」
「ん……」
「ん、はぁ…もっと、もっとして、くださいっ……」
「うんっ。」
雪流の手を握り締め何度もキスをした。額に頬に瞼に鼻先に…唇に。
「かいと…はなれ、たくっ…ないよぅっ…ひっく、…!」
「雪流……っ。」
「いやだ、いやだぁ!はなれたくないっ…かい、とっ…ふぅ、う~~っ…やっぱり、はなれ、たくないっ!」
只俺は、ずっと雪流の震える手を握り締める事しか出来なかった………
「海兎、かいとっかいと~~っ……っひぅ。
かいとに、逢えてね…よかった、よ?
幸せだった、よ。
ありがとうっ、ふ…ありがとう。
」
「雪流…俺も、雪流に逢えて本当に、心から幸せだよっ?
雪流を愛してるよ…ずっと、愛してる、愛してるっ。」
「かいと、うんっありがとう。ぼくもっ…あい、してます。
忘れないよっ?ずっと、わすれないっ…海兎だけをっ、想って、るよ?
海兎…………………
」
「俺もっ、俺も!!忘れないっ!
忘れないよっっ!!!絶対に!!
」