君と僕との最後の一週間
















もう、きっと時間が……………ない















「かいと……キス、して?」

「ん……」

「ん、はぁ…もっと、もっとして、くださいっ……」

「うんっ。」

雪流の手を握り締め何度もキスをした。額に頬に瞼に鼻先に…唇に。
















「かいと…はなれ、たくっ…ないよぅっ…ひっく、…!」

「雪流……っ。」

「いやだ、いやだぁ!はなれたくないっ…かい、とっ…ふぅ、う~~っ…やっぱり、はなれ、たくないっ!」

只俺は、ずっと雪流の震える手を握り締める事しか出来なかった………

「海兎、かいとっかいと~~っ……っひぅ。

かいとに、逢えてね…よかった、よ?

幸せだった、よ。


ありがとうっ、ふ…ありがとう。


「雪流…俺も、雪流に逢えて本当に、心から幸せだよっ?

雪流を愛してるよ…ずっと、愛してる、愛してるっ。」


「かいと、うんっありがとう。ぼくもっ…あい、してます。

忘れないよっ?ずっと、わすれないっ…海兎だけをっ、想って、るよ?

海兎…………………


「俺もっ、俺も!!忘れないっ!
忘れないよっっ!!!絶対に!!
< 67 / 78 >

この作品をシェア

pagetop