君と僕との最後の一週間
僕はフワフワした、居心地のいい場所に立っていた。
『ここ、何処だろう?』
なんにもない、只空間が何処までも続いている……
なにも聞こえない。
そうして、只そこにたたずんでいた僕の耳に誰かが呼ぶ声がした。
『…るっ!』
『きるっ!…』
『雪流っ!!!?』
『海兎!?』
よぅく聞いたら、海兎の声だった。
海兎が僕を呼ぶ声だった……
僕は声のした方へ、暖かい光が射す方へ走っていた。
「海兎~~っ!!!?」