幸せの苦痛
2話「新しい制服」
中学校の入学式。
少し大きな制服に袖を通し、僕は鏡の前に立っていた。
小学校とは違う校舎。
知らない先生。
まだ名前も知らない同級生たち。
不安がなかったわけじゃない。
けれど、それ以上に楽しみだった。
新しい友達ができるかもしれない。
新しい思い出ができるかもしれない。
これから始まる三年間には、きっとたくさんの幸せが待っている。
そんな期待を胸に、僕は教室の扉を開けた。
「えっと……よろしく」
隣の席になった男子が声をかけてくれた。
彼の名前は、相沢蓮。
「よろしく! 俺、悠真」
「知ってる。同じ小学校だったじゃん」
「あ、そうだった!」
そんな小さな会話から、僕の中学校生活は始まった。
蓮の近くには、明るくてよく笑う小林大地がいた。
少し落ち着いた雰囲気の中村翔もいた。
最初は名前を覚えるだけで精いっぱいだったのに、気づけば僕たちは休み時間に集まって話すようになっていた。
昼休みにはくだらない話をして、授業が終われば一緒に帰る。
誰かが冗談を言えば、みんなで笑う。
その輪の中に自分がいることが嬉しかった。
ここなら、きっと大丈夫。
僕はそう思った。
この先、楽しいことだけじゃなく、苦しいことも待っているなんて知らずに。
少し大きな制服に袖を通し、僕は鏡の前に立っていた。
小学校とは違う校舎。
知らない先生。
まだ名前も知らない同級生たち。
不安がなかったわけじゃない。
けれど、それ以上に楽しみだった。
新しい友達ができるかもしれない。
新しい思い出ができるかもしれない。
これから始まる三年間には、きっとたくさんの幸せが待っている。
そんな期待を胸に、僕は教室の扉を開けた。
「えっと……よろしく」
隣の席になった男子が声をかけてくれた。
彼の名前は、相沢蓮。
「よろしく! 俺、悠真」
「知ってる。同じ小学校だったじゃん」
「あ、そうだった!」
そんな小さな会話から、僕の中学校生活は始まった。
蓮の近くには、明るくてよく笑う小林大地がいた。
少し落ち着いた雰囲気の中村翔もいた。
最初は名前を覚えるだけで精いっぱいだったのに、気づけば僕たちは休み時間に集まって話すようになっていた。
昼休みにはくだらない話をして、授業が終われば一緒に帰る。
誰かが冗談を言えば、みんなで笑う。
その輪の中に自分がいることが嬉しかった。
ここなら、きっと大丈夫。
僕はそう思った。
この先、楽しいことだけじゃなく、苦しいことも待っているなんて知らずに。