フシギ調査部!①〜七不思議一番を調査せよ!〜
「俺たちの今年に入ってからの活動実績、覚えてるか?ゼロだぞ?ゼロ」

「……それは勿論分かってますとも」

「去年だって最後に依頼が来たのは7月。体育館から赤ちゃんの鳴き声が聞こえるとか言うから調査したものの、結局吹部の金管パートの練習音だっただろ?不思議でも何でもねぇ」

璃子たちが所属しているのは『フシギ調査部』という部活だった。
学園内で起こっている不思議な出来事を調査する、という活動なのだが、不思議な事は頻繁に起こるものでもない。

目立った活動実績も無いため、霞学園の生徒たちの間では「知らない間に廃部した」という認識が広まっていた。
ましてや『フシギ調査部』の存在すら知らない人だっている。

活動日は毎週火曜のみ、おまけに依頼はほとんど来ない。
そうともなれば知っている人の方が少ないのも当然だった。

「今日は景くんも休みだし、池田と二人きりか〜」

「俺が相手で悪かったな」

「そんなこと思ってないよ、2人だと寂しいだけ」

「元々3人しかいない部活なんだ。誰か休めばそうなるのは分かるだろ」

そう、この『フシギ調査部』の部員は中等部2年の璃子と池田に加え、後輩である中等部1年の飯山景(いいやまけい)の3名だった。



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