その溺愛、予想外につき。
私は鏡の中の自分を見た。

短い髪。
王子様みたいな衣装。
隣には、笑顔のるか。

まだ、天宮涼にはなれていない。
でも今日、初めて一歩だけ近づけた気がする。

そして同時に。

るかに見つめられるたび、天宮ふわりの心が大きく揺れてしまうことも、はっきりわかってしまった。
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