私、いつの間に王子殿下の婚約者になったのでしょう? そして、悪役令嬢って何ですか?
「悪役令嬢というのは、悪い側の令嬢なのでしょう? 私はピンクうさちゃんに何か悪いことをしたのかしら?」
「しておりませんね。むしろ本を投げつけたリリアン嬢の方が悪役ですね」
「そうよね。この本使いようによっては凶器になるわよね」
リリアンが投げつけた本をレティシアは手に取る。混乱していたので、うっかり持ち帰ってしまったのだ。
パラパラと本をめくりながら、レティシアは「あっ!」と叫ぶ。
「どうされました?」
「これを見て。セバスティアン」
セバスティアンはレティシアから渡された本をパラパラとめくり、目を通した。
「なるほど。この本を読んでリリアン嬢はお嬢様を悪役令嬢だと決めつけたわけですね」
その本に出てくる悪役令嬢の名前がレティシアだったのである。
「それでピンクうさちゃんは私のことを悪役令嬢だと言ったのね」
「とんだ妄想癖のある令嬢ですね」
謎が解けてすっきりしたレティシアはセバスティアンに微笑む。
「……ねえ、セバスティアン」
「何ですか?」
「もしかして、アーパー王子は自分が私の婚約者だと本気で思っているのかしら?」
何度否定しても、しつこく自分の婚約者だと言い張るアーティ王子はたちが悪い。
「しておりませんね。むしろ本を投げつけたリリアン嬢の方が悪役ですね」
「そうよね。この本使いようによっては凶器になるわよね」
リリアンが投げつけた本をレティシアは手に取る。混乱していたので、うっかり持ち帰ってしまったのだ。
パラパラと本をめくりながら、レティシアは「あっ!」と叫ぶ。
「どうされました?」
「これを見て。セバスティアン」
セバスティアンはレティシアから渡された本をパラパラとめくり、目を通した。
「なるほど。この本を読んでリリアン嬢はお嬢様を悪役令嬢だと決めつけたわけですね」
その本に出てくる悪役令嬢の名前がレティシアだったのである。
「それでピンクうさちゃんは私のことを悪役令嬢だと言ったのね」
「とんだ妄想癖のある令嬢ですね」
謎が解けてすっきりしたレティシアはセバスティアンに微笑む。
「……ねえ、セバスティアン」
「何ですか?」
「もしかして、アーパー王子は自分が私の婚約者だと本気で思っているのかしら?」
何度否定しても、しつこく自分の婚約者だと言い張るアーティ王子はたちが悪い。