私、いつの間に王子殿下の婚約者になったのでしょう? そして、悪役令嬢って何ですか?
昨日、レティシアは王宮で開催された夜会に出席していた。その夜会で、隣国に留学していたアーティ王子が件の令嬢を伴って夜会に現れたのである。
アーティ王子が貴族たちから次々と挨拶を受けている中、レティシアは大好きなスイーツをつまみながら、親友のクロエと歓談をしていた。
『あら? アーパー王子が留学先から帰ってきたのね』
『アーティ王子よ。自国の王子の名前くらい覚えなさいな、レティシア』
『アホなイメージしかないのよ』
『あんなアホでも一応第一王子よ』
アーティ王子は自国の貴族令嬢たちからアホ認定されている。その背景にはこんなことがあったのだ。
話はレティシアとクロエが十歳の頃に遡る。
アーティ王子が十歳の時、彼の婚約者候補を決めるためのお茶会が開催された。王子と近い年頃の貴族令嬢たちが集められ、王子と同じ年のレティシアやクロエも当然そのお茶会に招待されたのだ。
歓談を楽しんでいるところに姿を現したアーティ王子に、令嬢たちは一瞬目を奪われた。何せ柔らかそうなハニーブロンドの髪にきれいな緑の瞳をした可愛い少年だったからだ。
アーティ王子が貴族たちから次々と挨拶を受けている中、レティシアは大好きなスイーツをつまみながら、親友のクロエと歓談をしていた。
『あら? アーパー王子が留学先から帰ってきたのね』
『アーティ王子よ。自国の王子の名前くらい覚えなさいな、レティシア』
『アホなイメージしかないのよ』
『あんなアホでも一応第一王子よ』
アーティ王子は自国の貴族令嬢たちからアホ認定されている。その背景にはこんなことがあったのだ。
話はレティシアとクロエが十歳の頃に遡る。
アーティ王子が十歳の時、彼の婚約者候補を決めるためのお茶会が開催された。王子と近い年頃の貴族令嬢たちが集められ、王子と同じ年のレティシアやクロエも当然そのお茶会に招待されたのだ。
歓談を楽しんでいるところに姿を現したアーティ王子に、令嬢たちは一瞬目を奪われた。何せ柔らかそうなハニーブロンドの髪にきれいな緑の瞳をした可愛い少年だったからだ。