お隣さんの恋愛事情
――――………
「だぁ~かぁ~らっ!焼酎は芋だってっ!!」
店に入って、約1時間くらいが経った頃。
私、今。とっても良い気分です。
大好きなビールも飲んで、今は最近お気に入りの焼酎を飲みながら塩辛食べてます。
もぅ。。。めちゃウマッッッ!
「……きょ、恭子ちゃん…もうその辺にしといたほうが…」
「はぁ~?男のクセに小っちゃいこと言ってんじゃないよ。てかさ、あんた飲んでる?足りないんじゃない?ほら、飲みなって!」
「いや、あんま飲むとこの後が…」
半笑いしながら私の顔を見てくる。
この後?何かあったっけ?
……あぁ!もう1軒行くってことか!
「わかってる!任せて!」
そう返事をしてピースした途端に、じゃあそろそろ行こっか、なんて言って芸人寄り男は精算を定員に頼んだ。
奢ってくれるとかイイ人だ!顔は芸人寄りだけど、まぁまぁそこそこイケてる気もするし。あっ、でも名前知らないや。次の店で聞こー!
なんて。のんびりして彼の後ろ姿を見ているうちに。
急に立ち上がったせいか酔いが一気に回って、店とか何とか言ってる場合じゃなくなった。