愛しいキミへ
「…はい?」
「そういえば、最近3人で遠出って言うの?してなかったじゃん!勉強ばっかじゃ息詰まるし、久しぶりに3人でパーッとしよ!!」

ねっ!
っと、キラキラした笑顔を向けてくる。
・・・イライラしていたはずなのに、その可愛い笑顔に思わず見とれる。


「…雅樹〜?行く…よね?」

覗きこむように尋ねてくる。
その真っ直ぐな沙菜の瞳─
今は俺だけに向けられている。
こんな状況で断われるわけがない。

「…行くよ。」
「だよね!?じゃあ悠ちゃんに伝えなきゃ♪」

すぐに携帯を取りだし、メールを打ち出した。
2人の邪魔になるのはわかってる。
本当は断わるべきだったのかもしれない・・・でも・・・
俺が大事にしていたの恋心だけじゃない。幼なじみっていう関係も大事にしていたんだ。
3人で出掛ける。
それがすごく魅力的だった。
昔から一緒だったから、初恋がダメになった今でも、3人でいたかった。
それに、もしかしたら─
いつか沙菜が俺を見てくれるかもしれない。
そんな淡く微かな期待を胸に秘めていた。

─♪♪〜♪
「悠ちゃんから返事きたぁ〜♪やっぱり良いって。ほらっ!」
「見せて良いのかよ。」
「雅樹だから良いんじゃない?ほらっ!見てよ!」

悠兄からのメールを俺に普通に見せてきた。
カラカラ笑いながら携帯を受け取りメールを読む。
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