愛しいキミへ
ケーキを前にして上機嫌な沙菜に俺も嬉しくなる。
「別にいいけどさ~。さすがに食い過ぎだろ?」
「明日から甘いもの控えるもーん♪」
けらけらと笑いながらケーキを差し出すと、沙菜は嬉しそうに受け取った。
久しぶりに二人で笑い合うこの感じ・・・すごい楽しい
ずっと続けばいい ──
そう思うほどに心地の良い時間だった。
学校のこと、家族のこと、進学のこと・・・たくさん話をした。
気づくと窓の外は真っ暗になっていた。
まだ終わらせたくなかったけど・・・
いつまでも二人きりでいると、もっと離れたくなくなる気がしたから、あえて自分から終わらせようと思った。
「…じゃあ、そろそろ俺は帰ろうかな。」
「あ…。もう外真っ暗だねぇ。気がつかなかったよ。」
「もう19時だし、沙菜んちのおばさん帰って来るだろ。その前に帰るわ。お茶ご馳走さま。」
荷物を持って立ち上がる。
でも・・・
「雅樹…。お願い。まだ帰らないで…。」
ぎゅっ
沙菜にブレザーの裾を掴まれて、呼び止められた。
ちょっ・・・
なにその可愛い呼び止めかた・・・
呼び止められると思ってなかったから、ドキッとしてしまう。
「…なに?どうかした?」
座ったまま俺の裾を掴み、うつむく沙菜。
荷物を置いてしゃがむ。
ついさっきまで楽しそうに話していたのに・・・
急に様子の変わった沙菜が心配になる。
ぎゅーっと袖を掴んだままの、沙菜の手に触れた。
「別にいいけどさ~。さすがに食い過ぎだろ?」
「明日から甘いもの控えるもーん♪」
けらけらと笑いながらケーキを差し出すと、沙菜は嬉しそうに受け取った。
久しぶりに二人で笑い合うこの感じ・・・すごい楽しい
ずっと続けばいい ──
そう思うほどに心地の良い時間だった。
学校のこと、家族のこと、進学のこと・・・たくさん話をした。
気づくと窓の外は真っ暗になっていた。
まだ終わらせたくなかったけど・・・
いつまでも二人きりでいると、もっと離れたくなくなる気がしたから、あえて自分から終わらせようと思った。
「…じゃあ、そろそろ俺は帰ろうかな。」
「あ…。もう外真っ暗だねぇ。気がつかなかったよ。」
「もう19時だし、沙菜んちのおばさん帰って来るだろ。その前に帰るわ。お茶ご馳走さま。」
荷物を持って立ち上がる。
でも・・・
「雅樹…。お願い。まだ帰らないで…。」
ぎゅっ
沙菜にブレザーの裾を掴まれて、呼び止められた。
ちょっ・・・
なにその可愛い呼び止めかた・・・
呼び止められると思ってなかったから、ドキッとしてしまう。
「…なに?どうかした?」
座ったまま俺の裾を掴み、うつむく沙菜。
荷物を置いてしゃがむ。
ついさっきまで楽しそうに話していたのに・・・
急に様子の変わった沙菜が心配になる。
ぎゅーっと袖を掴んだままの、沙菜の手に触れた。