愛しいキミへ
「俺じゃダメ?…俺じゃ沙菜のこと幸せにできない?」
「……私は…悠ちゃんを忘れられない…だから…っ。無理だよ…。」
断られるのはわかっていたつもりだ。
今までの俺だったら、ここで傷ついて抱きしめるのを止めていたと思う。
でも・・・任せると言われたんだ。
ここで退くわけにはいかない。
「悠兄を好きなままでもいい。俺は沙菜の痛みも気持ちも全部受け止める。…その指輪つけたままでいいから。」
「雅樹…本当に?」
「あぁ。俺と付き合おう。」
返事はなかったが、沙菜が俺の背中に手を回し・・・ぎゅっとしてくれた。
「はい。」の返事だと思って、抱きしめる腕に力を込める。
でも、さっきみたいに力任せに引き寄せるんじゃなく・・・「ありがとう」の気持ちを込めて抱きしめた。
好きという想いだけでの決断だった。
雨が降り続けていたけど、沙菜を抱きしめ続けた。
今の俺たちには、冷たい雨なんか関係なかった。
「……私は…悠ちゃんを忘れられない…だから…っ。無理だよ…。」
断られるのはわかっていたつもりだ。
今までの俺だったら、ここで傷ついて抱きしめるのを止めていたと思う。
でも・・・任せると言われたんだ。
ここで退くわけにはいかない。
「悠兄を好きなままでもいい。俺は沙菜の痛みも気持ちも全部受け止める。…その指輪つけたままでいいから。」
「雅樹…本当に?」
「あぁ。俺と付き合おう。」
返事はなかったが、沙菜が俺の背中に手を回し・・・ぎゅっとしてくれた。
「はい。」の返事だと思って、抱きしめる腕に力を込める。
でも、さっきみたいに力任せに引き寄せるんじゃなく・・・「ありがとう」の気持ちを込めて抱きしめた。
好きという想いだけでの決断だった。
雨が降り続けていたけど、沙菜を抱きしめ続けた。
今の俺たちには、冷たい雨なんか関係なかった。