甘すぎる王子様

修学旅行・3

▼修学旅行・3


朝起きると、横には愛しい旬樹の姿があった。


二人の浴衣はかなり乱れていて‥‥


『‥キスだけなのに』


そうあたしは呟きながら、襖を開けて栗原先輩と原田先輩の様子を見た。


二人共、よく眠っている。


‥けど、もう6時だし‥


そろそろ、あたしも自分の部屋に戻らないと。


昨日はモッチ先輩と由衣先輩に、なんとか上手い嘘をついて部屋を抜け出してきた。


けど朝いなくては、一夜をどこかで過ごしたみたいだから‥
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