ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
―――――その後、降り止まぬ雪の中、多賀城のエリの家まで送り届けた。
送り狼には、変身できなかったが、俺は、エリに会えただけで、嬉しかった。
そして、エリにプロポーズ。
思い描いていたのとは、全く違うカタチのプロポーズ。
俺の理想では、光のページェントを、二人何気なく歩いている時に………なんて考えていたり。
こっ恥ずかしい………。
不器用で、ロマンチックにはちょっと物足りない、思いかけないプロポーズになったけど。
シンクロ…なんとかした、“いとしのエリー”が、俺を、後押ししてくれた。
俺も家に着き、後部席を何気に見た。
――――――嗚呼、もしかしたら、この日、プロポーズする運命になっていたのかもしれない………。
何故なら………俺に膝カックンされ、俺を叩いて破いた雑誌。
後部席に置き忘れた雑誌―――――
偶然にも、結婚情報誌だった――――。