2LDKのお姫様
【ダメダメ】な彼にはしっかり者の彼女。



まさにその典型的な例だと思う。



「今日は学校行くの」



少し着替えて彼はどこかへ行くらしい。



『……きょうは………お休み』



と、また過細い声。



「そうなんだ…………いいなぁ…」



まあ、朝から起こされいては面目が立たないのは当然だと感じる。



「ちょっと待って、私も学校なんだから」



先ほどのお腹を出していた少女もどうやら学校へ行くらしい。



愛らしい赤のリボンが舞う。



「じゃあ行ってきますから」



少女は馬鹿みたいに元気だ。





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