2LDKのお姫様

「隣にすむ変態少年の
 大が来たぞぃ〜」


やって来たのは大だった。


しゅいろは面倒くさそうにリビングへ向かうと、またさっきの様にコタツに入って眠ってしまった。



しかし



『ぃらっしゃい……』



シオリはさっきとはうって変わって、シャキっとコタツに座っていた。



ホノカとしゅいろはその姿を見て「よくやるよ」と呟きながら目を閉じた。


「今日は皆眠そうだね……」


大がシオリに話かける。


現在午後2時。


『ぁぁ…ぅん。昨日夜更かしして寝るのが遅かったの』


シオリは気付かなかったが、実はシオリの髪は少し跳ねていて


大にはまあバレバレになってしまっていたのだが……


ホノカとしゅいろはその事を隠していてシオリは今日もずいぶん


弄られていた。





< 35 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop