恋文‐コイブン‐勇飛said
前兆―ゼンチョウ―
それから次の日、あたしは学校へとむかった。


あ‐あ‥昨日の今日で陽生に会いにくいよ‥。


ため息しかでないあたしは陽生に罪悪感とどうしていいかわからない戸惑いで頭の中はいっぱいだった。


「ゆ‐ひ!」


遠くから日向の声。


「日向!おはよ!」


「おはよう!どうしたの?元気ないね?ため息ばっかりついてたぢゃん‥」


流石日向!女の感が鋭い‥


「ん‥‥‥とね‥」


日向に何を話せばいいのやら‥

暁が好き――。

それはもちろん言えない。


陽生に告白された!

日向は知ってるのかな?

言って‥いいのかな?悪いのかな?


「えと‥―。今頭の中いっぱいで‥整理できてないんだ‥整理できたら話すね」


「‥‥‥なんで?もう答えて出てるでしょ?」


ドキッ


あたしの心臓が高鳴る。

日向の口調が少し冷たい。


「‥どういう事?」


陽生の事わかった‥?
それとも‥バレた‥?













「暁が‥好きなんでしょ?」


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