リボンの指輪
それくらいでと思うかもしれないけど、
結構会話が弾んじゃって。




告白は、優希くんからされた。




両想いって、こんなにすごいことだったんだ。




奇跡?運命?赤い糸?




それは分からないけど。




一緒にいれるっていうことは、
すごいことなんだろう。




「あ、陽菜、今日俺んち来るだろ?」




「行くけど、遅くなる。優希くんの部活終わるの待ってるから」




「待つ必要ないじゃん」




「だってそうしないと、お互い暇じゃないし、一緒にいる時間少なくなるんだもん!」




あたしが言うと、頼はちっと小さく、舌打ちをした。
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