リボンの指輪
「……何してんの」




自分の部屋に入ると、自分のベッドの上に寝転がっている頼を見つけて、あたしは肩を落とす。




「何って、別に?」




「別に?で人のベッドに寝るな!」




まず、人の部屋に勝手に入る事自体、信じられない。




ましてや、年頃の女の子の部屋なのに、何のためらいもなく。




「今日遅くなるって言うから、待っててやったんじゃん」




「あたしから行くから!」




「昨日は俺の部屋だったんだからいーじゃん」




「もー、最近頼、意味分からないよ?」
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