蒼い瞳に写るは君
『なんだよ、いきなり』


「前から何か違うとは
思ってたけどなかなか
言い出せなくて」


ゆきはグラスに入った
酒を飲み干した



ついに話さないと
ならない時がきたみたいだ


俺はゆきに全てを話した



『ごめんな、黙ってて』



ゆきはア然としていた。




「そんなことある訳
ないじゃない!
あたしたちあの日の
前日だって会ってたし・・
いつもの蒼だったよ?」

『俺にも判らない・・』



『「・・・・・」』



二人の間に沈黙が走った


この時、あの夢のことは
すっかり忘れ去っていた
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